今日の映画は1967年のアメリカ映画、オードリー・ヘプバーン主演の
「暗くなるまで待って」です。
映画解説・あらすじ
Y!映画より
オードリー・ヘプバーンが盲目の人妻に扮したサスペンス・スリラー。夫のサムが見知らぬ女性から受け取った人形にはヘロインが隠されていた。ヘロインを奪い返そうとする組織のリーダー、ロートは、マイクとカルリーノの二人と共にサムのアパートで人形を探すが見つからない。そこで、妻のスージーが盲目であることを知った3人は、人形の行方を突き止めるために一芝居打つ事に・・・・。
予告編
富士市立中央図書館で観ました。
オードリーの映画は「ローマの休日」、「おしゃれ泥棒」、「ティファニーで朝食を」、「麗しのサブリナ」と観てきましたが、どれもコメディチックなシーンがありました。
でもこの映画はサスペンス・スリラー。
盲目役のオードリーの演技が秀逸でした。
ずいぶんと盲目の人の動きを勉強し、そして練習したんだろうな。
空港で知らない女から人形を預かったスージーの旦那のサム。
その女はヘロインを組織から奪うつもりだったのだ。
ヘロインが隠された人形(ぬいぐるみ)を探しにスージー(オードリー)が一人でいる家に踏み込む3人。
スージーが盲目だと知った3人は、最初はサムの友人とか警察官とかを装って近づくが、人形はなかなか見つからない。
盲目の人妻 vs 3人の極悪人という流れで、到底盲目の人妻が敵うわけない。
でも盲目だからこその感性や、見えないからこそ気づく点、そして知性で立ち向かっていました。
後半はもうハラハラドキドキの連続。
もうだめかと思ったくらい。
リーダー格のロートは、人形にヘロインを隠した女、仲間だったはずのカルリーノやマイクをも殺害し、スージーの家にガソリンを撒き、マッチに火を着けてスージーを脅す。
でもスージーは逆手に取ってました。
最終的には無事めでたしめでたしなんですが、最後までホント、ハラハラドキドキしました。
とにかくオードリーの演技力に完敗です。
「ローマの休日」のオードリーは24歳、「暗くなるまで待って」のオードリーは38歳。
年齢の違いもあるし、作品の違いもある。
でもやっぱりオードリーはキュートです。
ただ、個人的には小悪魔的な役とかコメディタッチな役柄の方が好きです。