今日の映画は1966年に公開されたアメリカ映画「雨のニューオリンズ」です。
映画解説
映画.comより
30年代のアメリカ南部の小さな町。鉄道従業員の不良分子摘発のためにやってきたオーウェンは、滞在する下宿屋の娘アルバと愛し合うようになる。そんなある日、解雇された従業員がオーウェンを袋叩きにしてしまう。オーウェンとアルバはニューオリンズへ旅立とうとするが・・・・。
テネシー・ウィリアムスの戯曲の映画化。脚本を手がけたコッポラに加え、レッドフォードやブロンソンの共演など、豪華な顔ぶれも見どころ。
予告編
富士市立中央図書館で観ました。
原題は、This Property Is Condemnedで、訳すと「財産没収」
ロバート・レッドフォードの役どころは鉄道会社の、今風に言えば本社人事部リストラ推進担当ってとこか。
各地の鉄道拠点に行っては、何名首を切るかを現地の所長に宣言して、リストラ指名リストを作らせて、誰を首にするのか決定する仕事。
憎まれる仕事であり、精神も蝕む仕事だ。
ナタリー・ウッドも自由奔放な役を巧く演じていました。
2人で映画を観た後にナタリーが「悲しい映画はもう一度観たくなる。二回目にはハッピーエンドにならないかなと思うから」と言うシーンが良かった。
構成も面白かった。
冒頭とエピローグが見事に繋がり、そうか、そういうことだったのかと気がつきます。
恋愛映画なんかじゃなく、原題通り「財産=家」の没収、一家離散のお話でした。